食品
手造り味噌に挑戦!
1月26日に西宮浜にある「えべっさん」ブランドの阪神米穀さんであった「ともも」主催の味噌造り教室に行ってきました。
今回お世話になったきっかけは、月曜日に毎月1回新聞折込に入っている「ともも」と言う阪神間の情報誌に案内が載っていたので、急に思いたって申し込んでしまいました。
と言うのも、
今年は、「料理にも時間があれば挑戦してみたいなぁ。」と思っていたところだったのです。
さぁて、当日11時に阪神米穀本社4階の受付で参加費3,900円を支払い
料理室に入るとびっくり!
30名くらいの女性方でごった返しており、赤ちゃんを負ぶった若い方から
元気はつらつとした大奥様まで、手馴れた様子でエプロンに三角頭巾を被りみそを仕込む容器を片手に準備万端で並んでました。
慌てて男性を探すと、参加者で男性は私ともう1名だけのようです。
今日の先生は、芦屋で手造りにこだわった味噌造りをされてる「六甲味噌製造所」の長谷川憲司社長でした。
長谷川社長から、大変面白い話があり、参加者も目が点になってました。
それは、「皆さんが、お味噌汁の塩分の取り過ぎを気にして、減塩味噌などを買われているようですが、どんなお味噌を使ってもお椀一杯の塩の量は変りませんよ。何故なら皆さんが美味しいと思われる味の基準が塩分濃度なので、どの減塩味噌を使っても塩分濃度が同じになるように料理されてるはずです。そして味噌汁には野菜などを沢山入れるので、野菜の中のカリウムが塩分を排出してくれるので、余り気にしなくてもいいですよ。」
や他にも、
東日本と西日本の味覚の違いがなぜ起こるのか?
濃口醤油文化と淡口醤油文化はなぜか?
寒い地方は、なぜ塩辛いものが多いのか?
暖かい地方は、なぜ甘口のものが多いのか?
などを簡単に判りやすく解説してくれて、いよいよ味噌造りの始まりです。
早速、今日のお世話をしてくださる「ともも」のスタッフの方が味噌造りの材料を配ってくれました。
今日作る味噌は、「十割り糀味噌」(塩分10%)
材料は、大豆1.5kgを茹でたもの(茹で上がったら3kgになっている。)
糀 1.5kg
塩 0.5kg
分厚い大きなビニール袋 2枚
容器 10kgくらい入るもの(蓋付き)
消毒用アルコール又は35度の焼酎でも可
簡単に言えば、上の大豆と糀と塩を二重に重ねた分厚いビニール袋の中でよーく混ぜるんです。
ここまでは、到って簡単!
しかーし、ここからが中々重労働。
出来るだけ中の空気を抜いたビニール袋の口を、輪ゴムで縛って
それを、大豆が充分に潰れるまで足で踏むんです。
蒸した大豆を足で踏むわけですから、足の裏からポカポカと温かく汗をかきました。
途中で長谷川社長が、種味噌種水と言うものを少し加えてくれてそれも全体に満遍なく混ざるようにもう一度足でよく踏むんです。
種味噌とは、今回は六甲味噌さんのものでしたが、本来は手造り味噌を毎年造っているお家では前年に作って一番美味しいと思った頃のお味噌を冷凍保存しておいたものを、使うらしいのです。そうすると毎年同じ様な味のお味噌が出来上がるらしいのです。
そうして、よく混ざったものを、ハンバーグを作る要領で中の空気を抜くのですが、調子に乗って両手の間を味噌が行き来してるうちに
あらら、一つ床に落としてしまいました。
が、長谷川社長が汚れているところだけ削って元に戻せば大丈夫と拾って容器の中に戻してくれました。
保存用の容器の底に敷き詰めてそこでも上から空気を抜くように拳でどんどんと叩きながら詰めていくのです。空気が入っていると雑菌に汚染されてしまうからです。
そうして出来上がったのが次の写真です。
どうです?中々上手くいったように見えませんか?
さあ、これで後は家に持って帰り、お皿をかぶせ1kgの重りを乗せて、新聞などで蓋をしたら、仕込みは完成です。
あとは、大敵のカビが生えていないかちょくちょくチェックし、
半年後の秋のお彼岸頃が食べ頃とのこと。
でも、後は各家庭のチェックの仕方や、保存場所によって熟成の度合いが変ってくるのでどないなるか、お楽しみです。
私は、真夏でも朝食には熱い味噌汁がないと気が済まないほどの味噌汁好きなので、自分で作ったお味噌で味噌汁が飲めるのは実に楽しみでワクワクします。
また、途中経過をご報告させていただきますね。
いやー、楽しみ楽しみ!
長谷川社長に、「ともも」の武智さんやスタッフの皆さん、どうもありがとうございました。
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※当店でも次の六甲味噌商品は随時販売しています。
六甲味噌さんの会社も近くですので、六甲味噌さんのHPから上記以外のご希望の品もお取り寄せ致します。
六甲味噌製造所 www.rokkomiso.co.jp
西宮・芦屋の地域情報誌 ともも www.tomomo.co.jp